2017年5月
トイプードル「歯磨きが嫌いな子」にしない方法!
歯磨きの大切さを前回お伝えしました。
「歯磨きの大切さはわかったけど、うちの子歯磨き大嫌いなの」
という方もいらっしゃると思います。
そこで、歯磨きを嫌がらない、、
いいえ、歯磨きが好きな子にするためにどうしたらいいのかを
お伝えしたいと思います。
歯磨きをしようと思ったら当然口を触られるわけですが、
犬にとって口(マズル)は最大の武器でもあります。
噛み付いて攻撃するためのものですから、そこを
押さえつけられて歯を磨かれるなんで、、、
「なんでお前にされないといけないの!?」という子も
いるのではないでしょうか。
ラッキーファミリーの子は小さいうちから口の周りや、敏感な足の裏、
尻尾、耳などを触っています。
人に触られることにある程度は慣れているのですが、
それが全く知らない人や、信頼していない人に触られるとなると
嫌がるのは当たり前です。
ですから、お口を触らせない子の場合は、
まず体を触ったり、無理強いをしない程度にブラッシングをしたり
して、信頼関係を築き上げましょう。
どこを触っても嫌がらないようになったら、マズル周りを手で触って
行きます。
歯を指で触らせてくれるようになったら、歯茎マッサージです。
指でこするのを嫌がるようなら、唇の上からマッサージしてもいいです。
慣れてきたら歯磨きシートや指サックを使って歯をこすって
ヌメリ、歯垢 プラークをふき取るようにします。
それができるようになったら、やっと歯ブラシの出番です。
ゆっくりと時間をかけてステップアップしていってください。
歯ブラシにつける犬用の歯磨きのジェルも色々と販売されています。
選ぶときはオーガニックで体に負担の少ないものを選びましょう。
犬の好きな味付けをしているものが多いです。
次回は、それでもうちの子はダメ!歯磨きさせてくれない!という
方のための最終手段をお伝えします。
トイプードルの歯磨きは毎日するのが理想的!
「トイプードルの歯磨きはしたほうがいいのでしょうか?」
「トイプードルの歯磨きは何日おきくらいがいいでしょう?」
こんな質問をよくいただきます。
「できれば毎日ですが、2−3日に1回はしてあげてください」
とお答えしております。
それには理由があります。
犬の場合、歯垢(しこう)は3日から5日で歯石になってしまうからです。
人間の場合は約20日かかるのですが、犬の場合は人間の7倍も早いのです。
一旦、歯石になってしまうとお家で取るのはかなり難しくて、
獣医さんで取ってもらうしかなくなります。
その場合は、全身麻酔になりますから愛犬の負担になります。
ですから、歯石になる前に歯垢を落とすように、
毎日歯磨きをしてあげるのがいいのです。
歯磨きには色々な方法があります。
*オーラルケア用のガムを与える方法。
*歯磨きシートを使う方法
*歯磨き用の指サックを使う方法
*歯ブラシを使う方法
犬の月齢、年齢によって違いますが、
一番いいのは歯ブラシを使う方法です。
歯ブラシだと歯と歯茎の間の境目にも届きます。
(ここに一番歯垢がたまりやすいのです)
隅々まで磨くのには歯ブラシが最適です。
犬のお口の大きさによって歯ブラシの大きさも変えてあげてください。
人間でも健康寿命(健康で長生き)とよく言われます。
死ぬまで寝込むことなくコロリと逝く。
ピンピンコロリは犬でも同じです。
お口のケアをしっかりしている子は健康で長生きしてくれます。
心不全や肺不全は、最後に心臓や肺が機能しなくなったということを
さしていますが、口の中で繁殖したばい菌が誤嚥で肺に入ったりして
肺炎になり、、肺不全になるケースが多いようです。
実は歯垢(プラーク)の1mgには1億個以上の細菌がいると言われて
います。
人の数値ですが、毎日しっかりと歯を磨いている人でも口の中には
1000〜2000億、ほとんど磨かない人は1兆個もの細菌が
住み着いていると言われています。
恐ろしい数です。
犬の場合も同じようなものだと思います。
この歯垢(プラーク)をコントロールすることが健康長寿に
かなり影響してきます。
歯を毎日磨くことはとても大切なことなのです。
が、歯を磨かしてくれるわんちゃんはいいですが、
嫌がる子は大変ですね。
歯磨き嫌いの子にはどうしたらいいか、、、
そのことを次回ご紹介したいと思います。
5/25 ぷーくんがトリミングに来てくれました!
こんにちは!
今日はぷーくんがトリミングに来てくれました!
身体は大きいのに怖がりさんです。
落ち着きがあり優しい性格のぷーくんです♫
ふわふわ可愛くなりました!
ぷーくんまた来て下さいね♫
ここで少しトリミングの重要性について、、、
犬は全身を毛に覆われていて特に肛門周囲や尿道周辺の毛が汚れやすいです。
糞や尿が付いた状態が続くと不衛生な状態となり、雑菌が繁殖する原因になることも
ありますのでマメにトリミングに連れて行ってあげて下さいね!
これから暖かくなるシーズンは外で遊ばせてあげる機会も増えると思いますが
毛が多い犬種はノミやダニなどの害虫が毛に隠れている場所が多いです。
動物病院で処方される予防薬を使うことが一番効果的ですが、定期的にトリミングを行って物理的に毛を減らす方法も害虫を防ぐ一助となるでしょう。
毛を短くするカット(サマーカットと呼びます)により、
毛の通気性が良くなり体温がたまらないため、熱中症になる危険性を下げる効果も
ありますのでオススメですよ♫
トイプードル・未病ペットケア・メンター
二日連続の勉強です。
本日は「未病ペットケア」の勉強をして来ました。
「未病」とは病気でもないけれども、健康でもない状態のことを言います。
そして放っておけば未病は病気の方向に向かって進んでいきます。
そうならないように、未病の段階でいち早く対処し改善をしていくように
ペットの成長・健康をトータルに支援していく者を
「未病ペットケアメンター」と言います。
ストレスや環境の汚染、食品添加物の摂取などの様々な要因によって病気は起こります。
わんちゃんは、環境も選べませんし、食べるご飯も自分では選ぶことはできません。
ワクチン接種も運動も飼い主さんに依存しています。
飼い主さんが愛犬にとって良かれと思ってやっていることが
実は愛犬の寿命を縮めているかもしれません。
ちゃんとした正しい知識を持っていれば間違いをすることはないと思いますので、
正しい知識を身につけ、改善に役立つ製品の知識も身につけてアドバイスが
できるようになれば良いなと思っています。